J1名古屋グランパスのMF阿部浩之(32)が、タイトルへのこだわりを示した。

沖縄キャンプ2日目の25日、オンラインで取材対応。長谷川健太新監督とは、G大阪時代の14年度に主力として3冠を達成している阿部は「健太さんも僕も、どういうことをすれば(優勝できる)というのは、ある程度見えている。一緒にやっていた頃(G大阪時代)より、レベルアップしたところを出したい」と意気込んだ。

昨季は右変形性ひざ関節症で手術を受けた影響もあり、リーグ戦は8試合無得点に終わった。復活を目指す今季、例年以上に精力的に体を作っている。

「ベテランでなくても(キャンプは)超キツイです。でも、こういうことをしないと開幕に向かって行けない。ギリギリのところで、あと1~2週間頑張りたい」

長谷川監督と再会した際の裏話も明かし「『ああ、久しぶり~』っていう何げない普通の会話でした。エージェント(代理人)も一緒なので、何となく(監督就任が)分かっていた。『よろしくお願いしま~す』って、軽い感じでした」と笑顔を見せた。

個人的な目標としては「点を取ってナンボ」とキッパリ。

さらに「(DFの裏に)飛び出す人がいても(パスを)出す人がいないといけない。出たボールに対して3人目の動きだしも必要。アシストに見えないアシスト。そういうところが、まだ足りていない」と指摘した。

この日の沖縄は最高気温20度まで上昇。新型コロナウイルスの感染予防を徹底した上で、2月19日の開幕神戸戦(豊田スタジアム)に向け仕上げている。