WEリーグ新潟レディースは28日、31日の静岡キャンプ入りを前に聖籠町で練習を行った。第2節大宮戦以降、ケガで戦線離脱中だったMF園田瑞貴(25)が復帰。パワーアップした体で、リーグ後半戦に向けて準備を整えている。攻撃面でチームをリードし、後半再開戦の勝利へと導く。

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ケガから復帰の園田瑞は17日からチームの全体練習に戻った。「早くサッカーがしたくてウズウズしていた」と復帰初日からフルメニューをこなす。第2節大宮戦(昨年9月20日)の前半序盤に右足甲を負傷。全治3カ月の診断を受けた。「人生初の大きなケガだった」も、気持ちは常に前向きだった。リーグ後半戦に照準を合わせ、約4カ月間リハビリとトレーニングに励んだ。

ベンチプレスに力を入れた。以前は30キロを15回上げることも難しかったが、今では20回を3セットこなせるまでにパワーアップ。体重も54キロから56キロになり、ひと回り大きくなった体の強さも増した。ウインターブレーク中も、京都の実家で自重トレーニングや30分間の走り込みを精力的に行った。海外男子チームの試合映像を見るなどもし、プレーのイメージ作りも行ってきた。

「後半戦は自分が点を取り、チームを1試合でも多く勝たせたい」。5ゴールを目標に掲げ、アシストも含めて攻撃への積極参加に意欲を示す。チームは31日から2月13日まで静岡でキャンプを張り、調整のピッチを上げていく。後半再開戦は3月13日、アウェーで長野と対戦する。「(後半の)開幕戦初ゴールは自分が決めます!」。【飯嶋聡美】