J2の東京ヴェルディは31日、MF富沢清太郎(39)の現役引退を発表した。

2001年のデビュー以来、東京ヴェルディには計11年在籍。ベガルタ仙台や横浜マリノスなどでもプレーし、J1通算152試合出場10得点。J2では220試合で9得点。今後は指導者を目指すという。

富沢のニックネームは「かんぺー」。芸人の間寛平に顔が似ていて、小学生のころから、そう呼ばれていた。2013年に横浜マリノスのクラブ広報誌の対談で初対面。翌2014年3月には、J1通算100試合出場記念セレモニーに間寛平が駆けつけて「血ぃ吸うたろか~」のギャグを一緒に披露したこともある。

東京ヴェルディはこの日、ホームページに「ありがとう かんぺー」と感謝のメッセージを掲げた。

富沢のコメントは次の通り。

日頃より、富澤清太郎を応援してくださる皆様。この度、私は現役生活に区切りをつけ指導者の道へ進むことを決意しました。

私が在籍させていただいた駒林SC、かながわクラブ、東京ヴェルディ(読売クラブ)、ベガルタ仙台、横浜F・マリノス、ジェフユナイテッド市原・千葉、アルビレックス新潟、SC相模原の皆様、Jリーグならびに日本サッカー協会の皆様、そしてファン、サポーターの皆様、この場をお借りして感謝の気持ちを伝えさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

今後、立場が変わりますが、日本サッカー界の未来に少しでも貢献できるよう、私自身、学ぶ心を大切にしながら、サッカーを通して成長していきたく思っています。その過程、結果が皆様のお役に立てるなら本望であり、最大限の努力を続けようと思う次第です。このご時世でもありますし、皆さま、体調にはくれぐれもお気をつけください。そして、またどこかでお会い出来る日を楽しみにしております。