J1湘南ベルマーレは20日、昨季まで所属していたFW石原直樹(37)の現役引退を発表した。

石原は03年に湘南でキャリアをスタート。大宮、広島、浦和、仙台でプレー。最後に再び湘南に在籍。Jリーグ通算467試合に出場し、112得点(J1で324試合71得点、J2で143試合41得点)をマークした。

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クラブは石原が「ベルマーレアンバサダー」に就任したことも発表した。

アンバサダーとして、地域振興、サッカーの普及、後進の育成、パートナーやサポーターとの交流など多岐にわたる活動をしていくという。

石原はクラブを通じて「2021シーズンをもちまして、プロサッカー選手を引退することを決めました。19年間、現役生活を続けることができたのは、これまで指導に携わっていただいた全ての方々、素晴らしいチームメートや仲間、そして長きにわたって応援してくださったファン、サポーターの皆さまのおかげです。心から感謝しています。本当にありがとうございました。

18才でプロキャリアをスタートし、それぞれ違う色を持つチームでサッカーを学ぶことができました。湘南ベルマーレでは、自分の可能性を広げてもらい、またサッカーの難しさに初めて直面しました。チーム一丸となり、結果を出すための努力を惜しまないことを学んだ大宮アルディージャ。失敗を恐れず、チャレンジすることで学ぶことの大切さ、サッカーとしっかり向き合うことができたサンフレッチェ広島。イメージを共有することの大切さ、期待に応えることの難しさを学んだ浦和レッズ。自分から発信すること、アクションを起こすことを学んだベガルタ仙台。本当に多くの経験をさせていただいたことで、サッカーの奥深さを感じる事ができました。

素晴らしいクラブでプレーできたことは私の誇りです。私に関わってくださった全ての方々に感謝しています。そしてJ1リーグ優勝、連覇を経験できたことはサッカー人生の財産であり、一生忘れることのできない、最高の思い出です。19年の間、たくさんの方々に支えられ、サッカーができていると常に実感していました。皆さまのおかげでとても幸せなサッカー人生を送ることができました。

最後に、いつもどんな時も近くで支えてくれた妻や子どもたちに感謝しています。本当にありがとう。そして、このたびベルマーレアンバサダーに就任することとなりました。クラブに貢献し、恩返しをしていきたいと思います。今までと違った形で皆さまと一緒にベルマーレを盛り上げていけることが楽しみです。これからもよろしくお願いいたします!」とコメントした。