セレッソ大阪は6日、FW中島元彦(22)が、J2ベガルタ仙台に育成型期限付き移籍することを発表した。期間は23年1月末まで。

大阪府生まれの中島は、C大阪の下部組織から昇格したプロ5年目。本来はFWの選手だが、2列目も得意にしており、今季はボランチに挑戦していた。だが、C大阪ではここにきて選手層が厚くなり、今季公式戦の出場はルヴァン杯の1試合だけ。J1リーグではベンチ入りできなかった。

J1通算12試合2得点でミドルシュートなどが武器の中島は、20年途中にもJ2アルビレックス新潟に期限付き移籍した経験がある。

クラブを通じて「まず初めに今季期待をしてグッズやユニホームを買っていただいたサポーターの皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。成長した姿を、またセレッソで輝く姿を見せられるように、少しの間修行してきます」とコメントした。

育成型期限付き移籍とは、18~23歳の選手が所属先より下位のカテゴリーのクラブへ移籍する場合のみ、移籍期限外でも移籍できる制度。若手選手に実戦の場を与えることが主な狙い。