「ジョホールバルの歓喜」の地で、川崎フロンターレが、執念の勝ち点1をもぎ取った。

97年の11月16日、日本代表が初のW杯出場を決めたスタジアムでの一戦。0-1の後半ロスタイムの左CKだった。後半42分から途中出場のDF車屋が、相手GKが弾いたところを左足で押し込んだ。

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鬼木達監督は「最後まで諦めない姿勢が重要なことでした。それをこの気候の中でもやってくれましたし、勝ち点1は大きなものになりました。選手の最後まで諦めない姿勢が非常に頼もしく感じています」と振り返った。

昨年のACLの決勝トーナメント1回戦でPK戦の末に敗れた蔚山との再戦だった。敗戦濃厚の中から、引き分けに持ち込んだ。

鬼木監督は「もちろん勝ち点3を目指していましたが、自分たちのビハインドのところから考えると自分たちにとって大きなものになったと思います。それをどう生かすかがこれからの5試合になると思うので、気を引き締めながら自分たちらしく、よりアグレッシブに戦っていきたいです」と先を見据えた。