FC東京の日本代表DF長友佑都(35)が、20日の名古屋グランパス戦(味スタ)で、相手の長谷川健太監督にプレーで恩を返す。

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昨年9月にフランス1部マルセイユから東京に移籍し、11年ぶりにJリーグに復帰した。当時東京を率いていたのが、同監督だった。「そもそも健太さんが僕を欲してくれなければ、帰ってこられなかった。恩を感じている」と言葉に力を込めた。

東京で共闘した際には「貢献できなかったという思いは残っている」。昨季、同監督は、あと3試合でシーズン終了というところで、結果が伴わずに辞任。指揮官の期待に応えきれなかった複雑な心境がある。今回は、互いに敵としての再会。「短い時間だが、健太さんから学んだ。成長を見せたい」と、全力プレーを誓った。

チームは2戦連続でスコアレスドロー。ルーキーながら主力となったMF松木にはプロ初ゴールの期待もかかる。長友は、大物ルーキーを「プロで戦うにはメンタルが大事。物おじしないところは、どこにいっても彼を成長させてくれる」と高評価。先輩にも遠慮なく意見をぶつけられる姿勢を称賛し、期待を寄せる。17歳差の後輩とも力を合わせ、恩師から勝ち点3を奪い取る。【岡崎悠利】

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