鹿島アントラーズがMF樋口雄太(25)の移籍後初ゴールなどでJ2大分トリニータに快勝し、プレーオフステージ進出を決めた。ガンバ大阪とセレッソ大阪の大阪ダービーは初の引き分けに終わり、C大阪が1次リーグを突破、G大阪は敗退が決まった。徳島ヴォルティスに快勝したサンフレッチェ広島も1次リーグ突破を決めた。

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今季、サガン鳥栖から加入した樋口が鹿島初得点を決めた。0-0の後半6分。ペナルティーエリア手前左でMF松村からのパスを受けると、迷わず右足を振り抜いた。カーブを描く弾道でゴール右上に突き刺した。

前半終了間際にはMF荒木のPKが止められ、先制を逃していた。嫌な流れを断ち切るゴール。樋口は「やっと決められました。打った瞬間、バーから外れるかなと思ったんですけど。うまくボールが落ちてくれた」と笑顔で振り返った。

複数クラブが獲得に名乗りを上げたが、樋口はタイトルへの強い思いを胸に鹿島に移籍を決めた。ルヴァン杯はこれで1得点5アシスト。リーグ戦では司令塔として全試合先発も、まだ数字を残せていない。「リーグ戦で同じような活躍ができないと。もっと自分の価値を高めるために結果を出したい」。このゴールをリーグ戦につなげる。