清水は2度のリードを守り切れず、4試合連続ドローとなった。

前半20分、左クロスをFWチアゴ・サンタナ(29)がヘディングで合わせて先手を取った。倒れ込みながら放ったシュートは「狙い通りだった」。昨季チーム最多13得点を挙げたブラジル人助っ人は今季初ゴール。前半は1点リードで折り返した。

後半は相手の反撃を受ける展開が続いた。同23分に同点ゴールを献上。重苦しい雰囲気を払拭(ふっしょく)したのもサンタナだった。2分後の25分、ゴール前のこぼれ球を左足ボレーで押し込み、勝ち越しに成功。自身初となる1試合2得点をマークした。

だが、35分にセットプレーから失点。サンタナは「負けるよりは引き分けの方がいい。次は勝てるように、もっとゴールを取ってチームに貢献したい」と次戦以降を見据えた。