ヴィッセル神戸の入団3年目、DF山川哲史(24)が待望のJ1初ゴールを記録した。今季は11試合目、通算45試合目での記念弾となった。

山川のゴールで前半に先制した神戸は後半、1度は同点に追いつかれたものの、FW武藤嘉紀(29)の今季3点目で勝ち越し、DF菊池流帆(25)の今季2点目で追加点、さらにもう1点を奪ってダメを押した。

これで神戸は4試合ぶりの今季2勝目。順位は最下位のままだが、通算2勝5分け9敗で勝ち点11。1試合4得点は、初勝利を飾った14日サガン鳥栖戦に並ぶ今季最多。

山川は前半17分、MFイニエスタの右CKを相手がクリアし、そのこぼれ球を右足で豪快に決めた。貴重な先制点になった。

本来はセンターバックの選手だが、神戸ではこの日同様、右サイドバックでの起用が多い。

兵庫・尼崎市生まれの山川は、神戸の下部組織で育ち、筑波大を経て、20年に神戸でプロ契約を結んだ。