アビスパ福岡がホームで第1戦を制して、クラブ最高タイの8強へ王手をかけた。

0-0の前半23分、FW山岸祐也(28)が、カウンターからの左クロスを、ペナルティーエリア中央からフリーでゴール右隅に決めて先制。守っては、J1リーグ最少失点の堅守で逃げ切った。

快勝に、長谷部茂利監督(51)は「いい状況をつかんだ」といい、先勝を高評価。「(鹿島は)弱い所がほぼないので、強くない所を少しでも突いて行こうというとした。スカウティングを含め、的が当たり得点につながった」と采配もズバリ的中だ。

これで、4月のリーグ戦に0-1で敗れ、現在リーグ2位と好調な相手にリベンジ。声出し応援が復活する敵地カシマでの11日プレーオフ第2戦へ「ファン、サポーターの後押しで勝ち上がりたい」と指揮官。ルヴァン杯4強以上の今季目標へ意気込んだ。