J2仙台への来季加入が内定している新潟医療福祉大サッカー部のMFオナイウ情滋(4年)がJデビューを果たした。

大学に籍を置きながらJ公式戦に出場できる特別指定選手で仙台の一員として、7月23日の長崎戦(ユアスタ、1-2)で途中出場した。

全日本大学選抜にも選ばれるオナイウは、7月11日に仙台への来季入団を発表。同22日にリーグから特別指定選手の承認を受け、翌日の即デビューだった。「合流0日でベンチ入り。びっくりしたけど緊張はなかった」。

0-2の後半40分から出場。左クロスのこぼれ球に反応し、1点差に迫るゴール奪取に関わった。「ロスタイムを入れて約10分プレーした。(得点関与の場面は)長所としているスプリントの部分が出せた」と振り返った。

仙台の本拠地ユアスタには1万1338人のサポーターが集まっていた。「あの雰囲気はすごい。自然と力が湧いた」。今後は大学と仙台での活動を並行させながら技を磨く。「来年からとは思っていない。今からガンガン試合に出て、仙台のJ1昇格に貢献したい」。

生来のスピードと、努力で培った高精度のクロスを武器にさらなる高みを目指す。【小林忠】