J1清水エスパルスの来季新戦力として、日大藤沢高FW森重陽介(3年)の加入が内定したことが8月31日、分かった。近日中にもクラブから正式発表される。

期待の大器が来季加入する。森重は身長198センチの大型ストライカー。高校年代では規格外の長身で、足元の技術とスピードも兼ね備えている。セットプレーのキッカーを務めるなど、キック精度も武器の1つ。高校ではFWとセンターバックの「二刀流」でチームをけん引してきた。来季、Jリーグで選手登録されれば、J1からJ3の日本国籍選手では歴代3位タイの高身長になる。

今夏の全国総体にも出場し、丸岡(福井)との1回戦では1得点。全国の強豪チームが集う8月の和倉ユース大会(石川)でも、得点を量産して初優勝に貢献した。年代別日本代表の経験はないものの、複数のJクラブが獲得に興味を示していた逸材だ。清水は早くから能力を評価し、今年だけで2度、トップチームの練習に参加させていた。

来季加入内定は、法大DF落合毅人(たけと、4年)、流通経大MF斉藤聖七(せな、4年)、早大DF監物拓歩(けんもつ・たくむ、4年)に続き、4人目となる。