ベガルタ仙台の来季監督候補として、ヴァンフォーレ甲府を天皇杯初優勝に導いた吉田達磨監督(48)が浮上していることが23日、分かった。

同監督率いる甲府は、今季の天皇杯でJ1勢5チームを破り、下克上優勝。しかし、リーグ戦では18位に低迷し、J1昇格を逃していた。また、同監督は契約満了により今季限りでの退団が決まっており、仙台指揮官への転身に支障はない。

一方、仙台の伊藤彰監督(50)は今季途中で解任された原崎政人監督(48)の後任として9月に就任。だが、指揮を執ってからの8試合は2勝2分け4敗と低迷。最終順位は7位でJ1参入プレーオフ進出を逃した。伊藤監督は最終節の秋田戦後、続投に意欲を示しており、続投か、監督交代か、クラブの決断が待たれる。