J1の昨季王者・横浜が10日に始動し、横須賀市内に完成した新しいクラブハウスで初練習を行った。「F・マリノススポーツパーク」と名付けられた新拠点は横須賀市が久里浜1丁目公園内に練習施設を整備した。天然芝ピッチが2面あり、屋内にはプールや低酸素室が設置された。初日の練習から強度の高いミニゲームが行われ「リアクション、リアクション!」と熱い声が響いた。

横浜は15年限りで横浜市みなとみらい地区にあった「マリノスタウン」から拠点を移して以降、複数の練習場を併用してきた。24年パリ五輪世代の20歳MF藤田譲瑠チマは「オフもずっとトレーニングをしていた。(年末年始も)いつも通りでした」と、いきなりの高強度の練習も軽快な動きを見せた。パリ五輪、そして26年W杯米国・カナダ・メキシコ大会出場が目標。「そこを目指して、(代表)チームに加わっていけるように」と飛躍を誓った。