昨季のJ1王者横浜F・マリノスのGK高丘陽平(26)が、米MLSのバンクーバー・ホワイトキャップスへ完全移籍することが3日、決定的となった。

横浜との契約は24年1月まで残っているため、ホワイトキャップスから横浜に移籍金が入る。高丘は複数年契約となる見込み。

高丘は昨季、チームでただ1人、リーグ全34試合に出場。失点を最少タイとなる35に抑え、自身初となる年間ベストイレブンにも選ばれた。実力を買われてのオファーも、絶対的守護神となった26歳を横浜は強く慰留した。ただ高丘自身もかねて海外挑戦への意欲を口にしており、移籍が実現する運びとなった。

バンクーバー・ホワイトキャップスは昨季、東地区14チーム中9位。MLSは2月25日に新シーズンが開幕する。今後はチームを離れて渡米し、メディカルチェックなどに問題がなければ正式決定となる。日本代表入りも目標としており、新天地でアピールを続けることになりそうだ。