北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(43)が運営法人の代表理事を務めるチャリティーサービス「CHARITY X」が11日にスタートした。

10日、札幌市内で会見に出席した小野は「チャリティーを通じてたくさんの方に少しでも輝かしい未来を描いていただけるように」と、設立への思いを語った。

オークションの出品にはアスリートのサイン入りグッズほか、触れ合いがある体験型コンテンツがあり、多様。初回の出品は5種で小野のサイン入り札幌のユニホームや、MF南野拓実(28=モナコ)のサイン入りW杯カタール大会ドイツ戦の日本代表ユニホーム、DAZN配信番組「内田篤人のFOOTBALL TIME」収録観覧などが用意されている。

落札金額の80%が支援となり、20%が運営費となる。寄付先は出品者が決める。小野の初回出品のユニホームの落札金は、公益財団法人東日本大震災復興支援財団へ寄付する。今後は地元静岡・沼津市や札幌のキャンプ地の熊本県など、縁のある土地への“恩返し”を検討している。

昨年9月に台風による被害を受けた地元静岡へ支援物資を送るなど、これまでも災害などへの個人的な支援活動は続けてきた。東日本大震災からちょうど12年。「サッカー選手だけじゃなくて、いろんなスポーツから賛同を得て、みんなで協力し合って、それぞれの思いを描きながらやっていきたい」と話していた。

元陸上女子短距離の福島千里さんやテニス男子の内山靖崇が理事を務める。