Jリーグは16日、23年度社員総会を行い、22年度の決算で5・9億円の黒字となったと発表した。

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)がセントラル開催で国内で行われたことや、新型コロナウイルスの検査方法が変更され、コロナ対策費が減ったことなどが影響した。

野々村芳和チェアマン(50)は社員総会後にオンラインで会見。「黒字になっているが、何にどう投資するかが大事。どうしたらいいリターンが出るのかを見極めながら、攻めていくことをやっていきたい」と話した。

コロナ対策緩和により、今季の試合から収容人数制限なしの声出し応援が可能となった。政府の方針に従い、今月13日以降はマスク着用方針も緩和。ここまでのリーグ観客数は、昨年に比べて150%増。「今季から全席声出しにようやくたどり着いて、ここから元の姿を取り戻して、もっと伸びていこうというところ」と先を見据えた。

Jリーグが掲げる、クラブが各地域でどう輝くか、ナショナルコンテンツになるビッグクラブをどう育てるか、という2つの方針を軸にさらなる成長戦略を描く。