リーグ戦4連敗で苦しむ鹿島アントラーズのDF関川郁万(22)が21日、アルビレックス新潟戦(23日、デンカS)に向け取材に応じ「1つ勝てば流れが来る」と1勝の重みを口にした。

鹿島は今季から岩政大樹監督(41)の下、クラブとして手を付けてこなかった「ビルドアップ(攻撃の組み立て)」に挑んでいるが、新スタイルの生みの苦しみでリーグ戦4連敗。19日のルヴァン杯・アビスパ福岡戦も後半アディショナルタイムに勝ち越しを許した。

関川は「新しいことをやろうとしている今は難しいかなと思っている」とした上で「今季はロスタイムで何回もやられているので、そこを気を付けたい。まず、泥くさく戦って、勝てば流れが変わるかなと思っている」と、1勝を自信につなげる大切さを強調した。

対する新潟は攻撃的なスタイルを築き上げ、J2から昇格した今季は8位と善戦している。「相手は何年もやって徹底されているサッカー。それを上回るような守備を見せていかないと勝てない」と気を引き締めた。新潟とは今季、3月26日のルヴァン杯で対戦し0-1で敗れており、「1回負けているので。そのチームに負けてはいけない」と鹿島の意地を口にした。