北海道コンサドーレ札幌FW菅大輝(24)がクラブ記録更新を狙う。

1日、札幌ドームサブグラウンドで練習した。J1での通算シュート数は194本。17~21年に所属したFWジェイと並んでおり、あと1本でクラブのJ1単独最多となる。通算得点は12点で12位。「シュート数の分、ゴールが少ないので何とも言えない」と複雑な表情を浮かべるが、積極的にゴールを狙い続けた証しだ。

前線でプレーする選手が上位にランクインするなか、左ウイングバックが主戦のレフティーが首位に立つ。ペナルティーエリア内外問わず強烈なシュートを打ち込み、そのシュートは「菅キャノン」と呼ばれる。昨季からシュートへの意識を高めており、「(守備を)引かれた相手とかにはミドル(シュート)とかも効くと思っているので」と、チームが例え堅守に苦戦するなかでも、突破口になっている。

2試合ぶり勝利を目指す3日アウェー柏戦(三協F柏)でもシュートを狙い、ゴールを撃ち抜くつもりだ。前日5月31日のミニゲームでは、左サイドの連係を確認。「結構いい感じ。次の試合でやれたら」と自信と手応えはある。今季3得点であと1点で昨季のシーズン自己最多に並ぶ。あと2試合に迫るJ1通算200試合出場をJリーグ史上最年少で達成する可能性がある24歳は「上の順位に上がっていくために、しっかり勝ち続けないといけない」と、勝ち点3だけを見据えていた。【保坂果那】

 

<札幌のJ1最多シュート>

<1>菅大輝 194本

<1>ジェイ 194本

<3>アンデルソン・ロペス 158本

<4>金子拓郎 157本

<5>チャナティップ 153本

<6>福森晃斗 150本

<7>都倉賢 149本

<8>ウィル 132本

<9>ルーカス・フェルナンデス 118本

<10>駒井善成 108本