鹿島アントラーズは、敵地で3位名古屋グランパスに0-1で敗れ、首位ヴィッセル神戸との勝ち点差が11に広がった。

5月の国立競技場で行われた名古屋戦では2-0で快勝。鹿島は、ボールを支配する時間こそ長かったが、名古屋はエースFW鈴木優磨を徹底マーク。鹿島の得点源のセットプレーなど要所を抑えられ、5試合ぶりの黒星を喫した。

直近2試合は、攻撃の組み立てを含め、鹿島の新しい形が顕著になり、勢いに乗っていた。だが、名古屋の堅守を崩すことは出来なかった。

試合後、岩政大樹監督は「勝ち点持って帰れず悔しく思う」と話した。「上位との直接対決で勝ち点を落とした。そこは力が足りない。ただ、すべてが悪いと捉える必要はない。チームが進んでいることは確認できた」と前を向いた。

9月にはルヴァン杯で再び名古屋と対戦する。指揮官は「ルヴァンで当たるのでリベンジしたい」とし、リーグ戦に向け「次に勝って上位陣に食らい付いていきたい」と話した。