今季限りで現役を引退する北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(44)が6日、札幌・宮の沢での全体練習に合流した。

左足首ほかの痛みにより、別メニューだった。チームは5日間のオフ明けだったため、ランニング中心のメニューだった。「10月オフ明けから合流できればとやっている」と話していたとおり、予定通り。チームメートと一緒にグラウンドを走った。

現役ラストマッチに向けて状態を整える。今季リーグ戦残り5試合で、最終節は12月3日浦和レッズ戦(札幌ドーム)。ペトロビッチ監督(65)は「最後のゲームが彼がキャリアをスタートした浦和というのも感慨深いものがある。非常に素晴らしい舞台。その舞台を我々みんなでいい形にしたいと思っているし、いい終わりをみんなでつくってあげられたらという思いはある」と、花道を用意したい考えを持っている。出番に備えて調整する。

9月27日に引退を発表した際に決断の理由に「サッカーと出会い、39年間もの間、僕の相棒として戦ってくれた“足”がそろそろ休ませてくれと言うので」と、体力面を挙げているとおり、痛みは消えない。それでもリハビリ中には「付き合いながらできれば」と、話していた。残り約2カ月のプロサッカー選手生活を、“相棒”と乗り切る。