日本プロサッカー選手会(JPFA)が13日、栃木県内でトライアウトを実施した。Jリーグのクラブを中心に、退団する選手を対象としたシーズンオフの恒例行事。2日目のこの日は29人が参加した。

元日本代表FWの高木琢也氏の長男でDF高木利弥(31)が参加。紅白戦では左サイドバック、3バックの左、2つのポジションでアピールした。

昨季に愛媛を退団し、海外でのプレーを希望した今夏、カンボジアプレミアリーグのティフィーアーミーへ加入したが11月に契約解除で退団した。「フリーの時期合わせると約1年(公式戦を)やってなかったので。高木がどうしているか、という部分はしっかり見せないといけないと。やる気あるところは見せたいと思いました」。

カンボジアから帰国したのは3日前。ほぼぶっつけ本番だったが、持ち味の精度の高いキックと攻撃性をしっかりと表現した。

父からは「頑張れよ」とエールをもらったという。長男は1歳4カ月になった。高木琢也氏は生まれた直後にしか孫には会っていない。「もうすぐ、会う機会があるので会わせてあげたいです」と笑みをこぼした。今後は日本での活動を目指し、オファーを待つ。「簡単な世界ではない。与えられた所で、カテゴリー問わず、お話をいただければ」と前を向いた。

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