今季J1に復帰した磐田が14日、市内で始動した。所属32選手中、MF大森晃太郎(31)を除く全員が参加。見学に訪れたファンに一礼した後アップし、ポジションごとなどに分かれて1時間半ほど調整した。
昨季からチームに復帰したDF鈴木海音(かいと、21=浜松市出身、磐田U-18出)は、時折笑顔を見せながらボールの感覚を確かめた。初めて臨むJ1舞台を楽しみにするパリ五輪世代の若きストッパーは「まずは試合に出ないと五輪の土台にも上がれない。そこはマストとして毎日の練習、日常でどれだけ自分が成長できるか。そこを強く意識したい」と今季にかける意気込みを示した。
昨季限りで引退した元日本代表FW大津祐樹氏(33)から背番号77を引き継いだMF藤原健介(20=磐田市出身、磐田U-18出)は練習を終え、「始まったな」と気持ちを引き締めた。背番号については先月、大津氏からLINE(ライン)で「お前が着けろ」と連絡が来たと明かした。「責任、重みのある番号。恥じないようプレーしたい」と決意を述べた。
全体練習初日を終えた横内昭展監督(56)は、改めてチームの土台づくりについて言及。「守備、攻撃の前にまず土台。底上げを引き続きやっていく」と強調。J1で安定して戦うため「上げていかないといけない。『上げていかないと同じことの繰り返し』と選手らにも話した」と続けた。土台を固めた上で攻撃力を増し、強固な守備で失点を減らしていくつもりだ。【倉橋徹也】
○…チームは練習後、毎年恒例の必勝祈願を浜松市の秋葉山本宮・秋葉神社で行った。練習場に姿を見せたフロントやコーチ陣、選手ら全員が神妙な面持ちで祈願に臨み、願掛けの絵馬を奉納するなどした。辰(たつ)年生まれの年男で昨季主将を務めたMF山田大記(35=藤枝東高出)は絵馬に「変化 成長」と書き込んだと明かした。「何かを捨ててでも変化していくことも大事」。チーム一丸となって戦うことの重要性も説き、「クラブとして大事な1年」と気を引き締めた。個人としても「(年齢的に)常に最後の1年だという思いで挑みたい」と今季にかける思いを語った。



