ガンバ大阪は3日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行った。

沖縄キャンプ後、2日間のオフ明けとなったこの日は、2部練習を敢行。午前練習では、サーキットトレーニングの後にクロスからのシュートゲームを行った。

キャンプを終えたチームの現状について、今季も主将を務めるFW宇佐美貴史(31)は「積み上げるべきところをしっかり積み上げられたと思うし、選手間もいい関係性を築けた」と話した。

沖縄キャンプでは、システムのベースを4-3-3から4-2-3-1へ変更することにもトライした。

この変更について宇佐美は「去年は4-3-3のシステムから、守備時に4-2-3-1になっていたが、(攻撃から守備に切り替わる)瞬間で、スペースを作ることもあった。形が変わってることによって、ポジションを埋めやすかったり、前にどんどん出やすくなったりしていて、バランスは保ちやすくなったと思う」。攻守両面において、効率アップできる戦いに手応えを口にした。

宇佐美自身は、22年3月のアキレス腱(けん)断裂から、まもなく2年になる。「キレや馬力っていうところは、難しいところもある」と苦しみを味わいながらも「(個人の)数字は数年全く足りてない。2桁(得点)。そこは目指していきたい」と、あらためて自らの得点でチームをけん引する覚悟を示した。「工夫や試行錯誤を繰り返しながら、そういう数字を出せる体を作っていこうと思います」。背番号7は今季、進化形でのゴール量産を目指す。【永田淳】