ガンバ大阪が敵地で逆転勝利を飾った。

1点を追う後半14分、新加入の2人が見せた。C大阪から移籍のMF鈴木徳真(26)のCKを起点に、清水から移籍のMF岸本武流(26)が同点ヘッドをたたき込んだ。2人は徳島時代にダニエル・ポヤトス監督(45)の指導を受け、即戦力の期待が高かった。

同点で迎えた後半43分には、カウンターから途中出場のMF倉田秋(35)が勝ち越しのヘディングゴールを挙げ、新本拠地で初の試合となった広島に逆転勝ちを収めた。

就任2年目のスペイン人、ポヤトス監督は「試合をコントロールでき、ビルドアップもできたと思う。後半立ち上がりで失点し、反省するところはあるが、しっかり自分たちの流れに持ち込んで逆転できた」と喜んだ。

名古屋から移籍の元日本代表DF中谷進之介(27)や柏から新加入のMF山田康太(24)らも先発。定位置争いが激しくなり、指揮官は「いい競争が生まれ、監督としては喜ばしい」と収穫を強調した。

G大阪は昨季16位に終わり、クラブ史上2度目となる3年連続の2桁順位だった。過去に4年連続はなく、汚名返上のシーズンとなる。24日のJ1開幕ではアウェーで町田と対戦する。