ガンバ大阪は13日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行った。

10日に行われたサンフレッチェ広島とのプレシーズンマッチ(Eピース)で、0-1の後半13分に同点ゴールを決めた新加入DF岸本武流(26)が、開幕スタメンに向けて意欲を見せた。

DF登録となっているが、始動からここまでは4-2-3-1システムの右サイドハーフでポジション争いに参加。「僕は与えられたポジションを全力でやる意識。今のところ前で勝負すると思っています」と言い、中央に入ってプレーする機会を増やしている右サイドバックのDF半田陸(22)との関係を良くすることにも力を入れる。

「(広島戦では)僕がサイドで相手を止めて、(半田)陸がフリーになる形はコミュニケーションを取りながらやれた。陸が攻撃参加することによって攻撃に厚みが出るし、クロスに入る枚数も増やせる。その分、相手にボールを取られた後の守備の切り替えは大事になってくる。そこは開幕までにやっていきたい」

特徴的な動きを見せる半田の良さを生かすためにも、岸本の働きは重要なものとなりそうだ。

「今はワイドの選手にけがもあって、チャンスだと思っている」。21年にダニエル・ポヤトス監督(45)が率いたJ2徳島ヴォルディスでプレーした“ポヤトス・チルドレン”が、G大阪の開幕ダッシュを右サイドから支える。【永田淳】