J1磐田は13日、鹿児島キャンプから帰静後、2日間のオフを挟んで練習を再開した。磐田市内で約1時間半の調整。ミーティングを行った後、フィジカルトレーニングや11対11のゲームなどで汗を流した。

横内昭展監督(56)は「これまでは守備のウエートが大きかった。ここからは攻撃に重点を置いてやっていきたい」と話し、この日は縦パスを入れる位置やタイミング、その後の連係を確認した。再始動初日を振り返り「まだ(縦パスを入れる)チャンスを逃しているシーンもある。パス1つを取っても、もっと精度を上げたい」と、24日のリーグ開幕まで2週間を切った準備期間を見据えた。

10日の清水戦で負傷したFWペイショット(28)は別メニュー調整だったが、指揮官は「長引くようなけがではないと思う」と現状を説明。FW石田雅俊(28)らけが人も全体練習に合流し「また競争も生まれる」と、さらなるスタメン争いにも期待した。2季ぶりに挑むJ1での戦いに備え、チームの底上げも含めてできる限りの準備を進める。【前田和哉】