川崎フロンターレの新加入DFファンウェルメスケルケン際(29)がド派手な日本プロデビューを果たした。

0-0の後半3分、セットプレーのチャンスで前線に上がると、相手のクリアがファンウェルメスケルケンの足にあたって跳ね返るような形でボールがゴールに吸い込まれた。

オランダ人の父を持つファンウェルメスケルケンは、J2ヴァンフォーレ甲府の下部組織出身で、高卒後に渡欧。オランダリーグでプロのキャリアをスタートさせ、Jリーグに「逆輸入」した異色のキャリアを持つ。

13日に敵地で行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦山東戦では後半途中から出場したが、日本でプロとしてプレーしたことはなく、国内お披露目戦となった。前日に行われたオンライン会見では「自分がどういう選手か見て分かってもらえるようなプレーができれば。それがチームの勝利に還元できるようなプレーができれば」と語っていた。サイドバックながら「攻撃の中で潤滑油の存在になれれば。前の選手にアシストできる立ち位置、最後は自分がゴールを奪える立ち位置にいたい。どこに立っているかを見ていただけれれば、面白い部分かなと思います」とアピールしていた通りの得点奪取で鮮烈なデビューとなった。

天皇杯王者・川崎Fが今季最初のタイトル戦を制す スーパー杯/詳細