ガンバ大阪は20日、大阪・吹田市内の練習場で公開練習を行った。

チュニジア代表FWイッサム・ジェバリ(32)は24日にFC町田ゼルビアと戦う開幕戦(GION)を前に「始動から離脱なく練習参加できている。非常に良い感覚で、ベストな状態。もちろん今季のガンバ初ゴールは狙っている」と開幕ゴール宣言をした。

昨季G大阪に加入し、リーグでは29試合5得点。「今までの経験からも、ストライカーにとって、1年目は難しいシーズン。新しいチームメートで、相互理解もあまり成熟していない中で、どう動くか。仲間がどんなパスを出すのか、どこに出すのかがわからない」と振り返る通り、思うように結果を出せない日本1年目となった。

だが、Jで2年目となる今季に向けては確かな手応えを感じている。昨季から所属している選手の特徴をつかみ、自身のプレーもわかってもらえるようになったことで、プレシーズンの実戦では3ゴール3アシスト。「1人だけでは仕事ができない。ウイングの選手との前線3人の連動、協力関係が非常に重要になる」と連係を重視したプレーと自身の状態の良さで、結果につなげてきた。

「開幕前に『何点取ります』、『何アシストします』って言うと、軽く聞こえてしまうのが嫌なんです」と具体的な目標を明言するのは控えた。それでも「チームのトップスコアラーはもちろん目指したい」と力強く話した点取り屋は、自身の開幕戦ゴールでチームに勢いを与えるつもりだ。【永田淳】