J1新潟は今季開幕の24日アウェー鳥栖戦に向け、20日からクラブハウスのある聖籠町で調整を進めている。2年連続開幕スタメンを狙う左ウイングの小見洋太(21)は「鳥栖戦前日練習までしっかりとアピールをして、先発で勝利に貢献したい」と話す。

チームは1月15日から約1カ月、沖縄・高知キャンプを実施した。ゴールを奪うことにフォーカスしながら練習に取り組んだ小見は、17日の練習試合(対戦相手、結果は非公開)を除くトレーニングマッチ5試合で3得点をマークするなど順調な仕上がりを示す。「もっと質にこだわらないといけないけど感覚はいい」とフィニッシュ精度の向上に好感触をつかんでいる。

緩急をつけたドリブルと、一瞬の加速で相手最終ラインを突破するアタッカー。プロ初の開幕スタメンだった昨季のC大阪戦(23年2月18日、2-2)は「積極的なプレーが出せなかった」と今でも悔いが残っているだけに、鳥栖戦は自分がどれだけ成長したかを示す絶好の機会ともなる。「(初戦から)悔いが残らないように攻撃的にいく」。今季開幕を告げるホイッスルが鳴った瞬間から、迷わずにゴールに襲いかかる。【小林忠】