C大阪のMF田中駿汰(26)が、デビュー戦で移籍初ゴールを記録した。

札幌から今季移籍した元日本代表は、ホーム東京戦に先発。1-1で迎えた後半6分、同じく札幌から移籍のMFルーカス・フェルナンデスの右CKに、頭で一時は勝ち越しとなるJ1通算9点目をたたき込んだ。

「イメージ通り。めちゃくちゃ、うれしかった。ルーカスに『ありがとう』という感じ」。大阪・岸和田市生まれでこの日、父と兄、親戚、大体大時代の友人らが駆けつけていた。

札幌ではDFながら、新天地では希望通りにアンカーで出場。「やりがいを感じるし、自分の特長が出るのは真ん中(MF)。もっと攻撃の起点を作りたい」と満足はない。C大阪は2度のリードを守れずに、3年連続で開幕ドローとなったが、クラブ設立30周年の今季はあくまでも優勝を目指す。【横田和幸】

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