JリーグYBCルヴァン杯が6日に開幕する。今季から大会方式が大きく変更され、J1、J2、J3の全60クラブによるトーナメント方式で争われる。連覇を狙う福岡などJ1勢は1次ラウンドの2回戦から登場。原則的に下位リーグのクラブのホームで開催し、同一リーグ同士の場合は昨季リーグ戦の下位クラブのホームで行う。1回戦のJ2群馬-J3相模原は、相模原の本拠地が改修工事のため、群馬のホームで開催される。

若手の登竜門として注目されてきた大会。1試合のエントリー人数は18人から20人に増え、U-21(21歳以下)の先発出場義務はなくなる。ただ、これまでと変わらず、大会を通して最も活躍した21歳以下の若手選手を「ニューヒーロー賞」として表彰。最近では19年のMF中村敬斗(G大阪=現スタッド・ランス)、21年のGK鈴木彩艶(浦和=現シントトロイデン)が受賞をきっかけに飛躍した。今季はJ2、J3からも日本代表へと成長を遂げる選手の台頭が期待される。

◆大会方式 1次ラウンドは10組に分かれ、3回戦を突破した計10チームが8強入りを懸けたプレーオフに進出する。その組み合わせは1組-10組、2組-9組、3組-8組、4組-7組、5組-6組。勝ち抜いた5クラブとACL出場のJ1横浜、J1川崎F、J2甲府の3チームで準々決勝を争う。1次ラウンドは5月まで。6月のプレーオフ、9月の準々決勝と10月の準決勝はホームアンドアウェー方式で、一発勝負の決勝は日程未定。