セレッソ大阪小菊昭雄監督(48)が14日、プレミアリーグのウルバーハンプトンから期限付き移籍で緊急獲得した、インドネシア代表DFジャスティン・ハブナー(20)について初言及した。大阪市内での非公開練習後、取材に応じた。

「我々のサッカーにはスピードが絶対必要だし、高さ、何よりビルドアップの起点になる左利きは、一番の基準として大事にしていた。バランスがとれている選手で、球際も強く、まだ若く将来性もある」

映像で何度もプレーを確認したという指揮官は、Jリーグへの登録など状況が整えば、最短で4月上旬にも起用したい考えだ。

オランダ出身のハブナーは187センチの大型センターバックで、希少価値の高い左利き。1月のアジア杯では日本とも対戦していた。インドネシア代表として出場するワールドカップ(W杯)アジア2次予選の活動後の今月下旬に、C大阪に合流する予定。

C大阪は2月の開幕直前にDF進藤亮佑(27)が、右ハムストリング筋腱(けん)損傷の大けがをし、DF西尾隆矢(22)もパリ・オリンピック(五輪)関連の活動で離脱期間があるため、緊急で補強に動いていた。