ガンバ大阪は15日、大阪・吹田市内の練習場で非公開練習を行い、翌日のジュビロ磐田戦(パナスタ)に向けて最終調整した。

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のスケジュールにより当初9日に予定されていた横浜F・マリノス戦が4月に延期となり、先週は試合がなかった。ダニエル・ポヤトス監督(45)は「試合のインテンシティー(強度)を保ちたかったので、横浜戦が延期になったのは好まないことだった」としながらも、「磐田戦への調整など、充実した時間を使えた」と次戦に向けての手応えを口にした。

対戦相手の磐田については、前線の選手を警戒。「ジャーメイン(良)、(マテウス・)ペイショットにボールが入ると怖い。ジャーメインにコネクトする選手、パスを出す選手をしっかりケアしたい」と話した。

離脱者が戻りつつあったG大阪だが、磐田戦では複数のレギュラークラスが不在となる可能性がある。12日の公開練習ではDF三浦弦太(29)、MFファン・アラーノ(27)、DF松田陸(32)、FWイッサム・ジェバリ(32)が不在。指揮官は三浦について「4月は8試合戦わなければいけないので、先々を見越して」と欠場を示唆。松田はふくらはぎの肉離れでの離脱であることを明かした。センターバックで先発が見込まれる福岡将太(28)は「僕自身にとって1つ目のターニングポイントになってくるし、今後のリーグを戦っていく上で自分にとって大事なポイントになってくる。気負いして変なプレーにならないように、平常心でやっていけたらいい」と出番を見据えた。

メンバーの入れ替えを余儀なくされる中ではあるが、FW宇佐美貴史(31)は開幕から連続ゴールと好調を維持。指揮官は「何度も話しているが、フィジカル的にしっかりとできていけば、宇佐美貴史は本当に楽しめる選手」とエースの3連発に期待を寄せた。【永田淳】