セルビア1部ボイボディナから鹿島アントラーズに加入したセルビア人MFミロサブリェビッチ(31)が1日、オンライン取材に応じた。合流して5日が経過し「鹿島のホームの試合を見ることができた。スタジアムの雰囲気は素晴らしかった。ここに来て良かったと実感した」と印象を語った。

前所属のボイボディナではポポビッチ監督の下でプレーしていた。指揮官は鹿島の監督就任にあたり、所属選手の1人1人と面談し「日本の鹿島というビッグクラブからのオファーが来て受け入れようと思う」と明かしたという。セルビアでは、名古屋グランパスでプレーしたストイコビッチ氏の存在で、Jクラブが広く認知されており、特に名古屋と鹿島が有名だった。

ミロサブリェビッチは「私も鹿島を知っていて、そこから興味を持つようになった」とし、移籍の決断に「私のキャリアの中でも鹿島が一番のビッグクラブ。そういったビッグクラブでチャレンジしたいと思っていた」。続けて「監督との信頼関係もあったことも1つ。いろんな監督と仕事をしたが、ポポビッチ監督と一番、相性が合った。彼が求めているサッカーと自分の特長が合致し、今までで、一番信頼関係が築けた監督」とポポビッチ監督の存在も強調した。ポポビッチ監督からは「鹿島は信じられないぐらいのビッグクラブ。誰もがそこでプレーするのを夢にまで見るクラブだ」と言われたことが印象に残っている。

自身のプレースタイルや強みについて問われると「自分を語るのは好きではない。自慢話は得意ではない」とし「選手としての特長は? と聞かれたら、自分のキャリアを振り返ってみても個人の数字をこだわったことがない。まずチームが優先。チームのために100%出すことが私の良さだと思っている」と話した。

セルビアと日本ではプレースピードの違いがあるのは実感している。「日本の方がスピードが速い。寄せるスピード、プレースピードに私もアジャストしないといけない」とし「早く順応していいプレーができると思っている」と自信をのぞかせた。愛称は「ライコ」。選手登録を経て、早ければ7日のFC東京戦(国立)に出場が可能となる。

【関連記事】鹿島ニュース一覧