ジュビロ磐田は2-0で新潟を下し、4試合ぶりの白星を挙げた。連敗は「3」でストップ。待ち望んだホームでの今季初勝利にスタンドも歓喜に揺れた。

エースがこじ開け、トドメも刺した。後半31分。FWジャーメイン良(28)が自身の飛び出しから相手のハンドを誘発し、PKを獲得。キッカーに名乗り出ると、豪快にゴール右上に突き刺した。今季のJ1トップを走る6号で先制点。同34分にはスルーパスに抜け出し、右足でゴール右下に流し込んだ。

今季はここまで6戦7発とゴールを量産。「常にゴールは取りたい」と貪欲な点取り屋がチームの先頭に立っている。前節鹿島戦は0-1で惜敗。シュート数で相手を上回った接戦を勝ちきれなかった。横内昭展監督(56)は「いい試合をしても勝ち点を持ち帰ることができないのは、まだ足りないと思う」。悔しい一戦から中3日。守備も最後まで集中力を切らさず、今季初の完封で勝利に花を添えた。

次戦は再び中3日の連戦。アウェーでの京都戦が控えている。チームは開幕6戦で2勝4敗。出遅れを取り戻すべく、今季初の連勝を狙う。【神谷亮磨】