北海道コンサドーレ札幌DF馬場晴也(22)がプロ初ゴールを決めた名古屋グランパス戦(1-2)から一夜明けた4日、札幌・宮の沢でリカバリーした。0-0の前半30分にプロ5年目で初となる得点を挙げて先制したが、逆転負けで5連敗。中2日で待つ次節6日ホーム・ガンバ大阪戦(札幌ド)へ「必ず勝ちたい」と力を込める。

この日、日本サッカー協会から発表されたパリオリンピック(五輪)のアジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ(杯)カタール大会(15日開幕)に臨むU-23日本代表メンバーからは外れた。「考え過ぎずコンサでやる」と気持ちを切り替える。本番でのメンバー入りを諦めず、クラブでの活躍でアピールを続ける。

そのためにも開幕から6戦未勝利のチームに結果をもたらす必要がある。得点を挙げて意識も変わった。「(足を)振ってみるものだなって思った。もうちょっと振ろうかな」。名古屋戦では3バック右からMF浅野雄也(27)とのワンツーでペナルティーエリア内に攻め上がり、ゴールにつなげた。これまでならパスを選択していた場面でも、自らフィニッシュまで持ち込むつもりだ。

負けはしたが内容は今季で最も良かった実感がある。練習前にはミーティングでペトロビッチ監督(66)から「継続」を強調され、「ネガティブになり過ぎない」と鼓舞されたという。馬場は「守りにいくのではなく、点を取りにいくサッカー。もっともっと貪欲に狙っていかないと」と気持ちを奮い立たせていた。【保坂果那】