東京ヴェルディがラストプレーで追いつかれ、完全な勝ちゲームを落とした。
MF見木友哉のPKで先制、FW染野唯月のスーパーボレーで追加点と前半のうちに2点をリード。レッドカードで前半のうちに相手が1人少なくなっただけに、まさかのドローだった。
城福浩監督のショックは大きく、「サポーターには悔しい思いをさせました。申し訳ない、僕が未熟だった。こういう悔しい思いから学ばなければいけない」と言葉を絞り出した。
さらに「選手層を熱くしていかないといけない。選手が替わったら、戦えなくなるという状況を変えなければならない。終盤に痛い思いをするのを繰り返している。私の手腕が問われている」
待ち望んでいた16年ぶりの東京ダービーだったが「私情を持ちこみたいくない」と自身の思いについては何も語らず。
表情からは生気が失われ、いつもの目力もなかった。気持ちの整理がつかず、今までにないほど気落ちしていた。