ヴィッセル神戸と京都サンガFCの試合で、ワンプレーで2度ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による判定が行われる異例の光景が見られた。

前半アディショナルタイム、神戸は左サイドからDF初瀬亮(26)がロングスローを入れる。これを京都DFが頭で後方に流したボールに神戸MF宮代大聖(23)と京都MF松田天馬(28)が飛び込み、抜けたボールをFW大迫勇也(33)が左足でゴールに流し込んだ。

この場面について、約4分半のVAR検証の結果、一度は大迫のオフサイドと判定されたが、その後も再開される気配がなく、検証が続行された。

場内が騒然とした雰囲気になる中、さらに4分半のVARチェックが行われると、大迫がオフサイドになる前のプレーで、京都の松田がハンドをしていることが確認され、今度は神戸のPKと判定変更された。

同一場面で2度の判定変更されることになった異例のPKは、大迫のキックを京都GKク・ソンユン(29)がストップし、スコアレスで前半を終了した。

【動画】異例 VAR検証で2度判定変更  オフサイドでノーゴール判定も今度はハンドでPKに