参戦3季目で初のJ1優勝を狙うFC町田ゼルビアが、逆転勝ちで開幕戦を白星で飾った。試合を決めたのは新加入のMF明本考浩(28)。1-1の前半追加タイム2分に勝ち越しゴールを挙げ、大量得点の呼び水となって「何より勝ち点3を取れたことをうれしく思う」と喜んだ。
序盤は敵地で東京に主導権を握られ、先制点を許す苦しい展開。それでも1点を追う前半27分に同点に追いつくと、明本。元浦和でベルギーから国内復帰した28歳が「気持ちで押し込んだ」と決勝点。移籍後初得点をさっそく開幕戦で記録し、新天地で鮮烈デビューした。後半も攻撃の手を緩めることなく、さらに3点を加えてリードを広げた。
左サイドではFW相馬勇紀やDF中山雄太との連係が光った。青森キャンプからポジションの入れ替わりについて確認を重ねてきたといい「やりやすい選手たちが後ろにも前にもいるので、僕自身ものびのびとプレーさせてもらっている」と手応えを口にした。
黒田監督も「センターバックとのポジションのローテーションもうまく機能して、いい形でクロスが生まれて逆転ゴールにつながった」と評価した。
相馬が両サイドの攻撃を「日本一の槍」と表現したことにも「僕も、その槍の一員になれることをうれしく思う。もっと連係を合わせていけたら、さらに脅威になる」と意欲を示した。
新戦力の活躍で劣勢をはね返し「東京ダービー」を制したが、まだ秋から春へと続く初シーズンの初戦に過ぎない。黒田監督は「反省点を洗いざらい出して、次のゲームも地に足をつけてやっていきたい」と気を引き締めた。【栗林真菜】



