カズも注目していた。日本代表のACミランMF本田圭佑、インテルミラノDF長友佑都(ともに27)の日本人対決に注目が集まった5日のセリエA・ミラノダービー。テレビ観戦したという横浜FC三浦知良(47)は「緊張感のある、イタリアらしい堅い試合だった。本田は出なかったね」と、対決が幻に終わり、少し残念そうに話した。

 94年にジェノアに移籍し、日本人初のセリエA選手となったカズは、サンプドリアとの「ジェノバ・ダービー」で1ゴールを挙げている。「(ホームとアウェーで)2試合とも出場したんでね。ものすごくいい雰囲気の中で、セリエAのダービーは違うな、これがダービーなんだなと。サポーターの熱気がすごい。その頃は日本にはダービーがなかったしね」と懐かしんだ。