名古屋がDF田中マルクス闘莉王(29)に今季から3年間の契約延長オファーを出すことが1月31日、分かった。昨年2月に浦和から完全移籍で加入しリーグ初制覇に貢献したが現在の契約期間は11年シーズン終了までの2年。このままでは今オフに移籍金ゼロで流出するリスクがある。クラブ側は昨季の貢献度を最大限評価。13年シーズン終了まで3年という異例の長期契約提示の準備を整えた。

 この日故郷ブラジルから帰国した闘莉王はいきなり小雪の舞う中、自主トレを敢行した。7月には大目標とする南米選手権もある。ケガからの代表復帰に「今度は自分がアピールする番」とアジア杯での仲間の活躍に刺激を受けた様子。開幕への準備と並行し、新たな契約交渉を進めていくことになる。