仙台手倉森誠監督(43)が異例の「3-5-2」システムを打ち立てた。宮崎キャンプ2日目の16日、第2クールを終了。19日に始まる第3クールの展望を語った。

 あくまでも基本は4-4-2。そこから4-2-3-1、4-3-3と変化させる。さらにシーズン中には、異例の3-5-2も試したいという。3バックのセンターを任せられるDFチョ・ビョングク(29)、DF角田誠(27)の加入で可能となった。「マックスも3バックの両脇に下げることもできる」と話す。強みは攻撃的DFをウイングバックに置けること。「うちには原田、朴、菅井など攻撃的なDFがいる。3-5-2ならば高い位置に持っていける」。ボランチ、サイドバックとどこでもできる田村もいる。試合開始からではないが、流れの中で3-5-2へ変化させる。

 昨季からの土台に新戦力が加わったことでバリエーションが増えた。手倉森監督も「ポジションにこだわらず、やってくれる選手が多い」。今日17日はオフ返上で開幕戦の相手、広島の練習試合を偵察する。いよいよ19日からは開幕モードだ。【三須一紀】