<J1:鹿島0-0甲府>◇第7節◇20日◇カシマ

 鹿島は23本のシュートを放ちながらも無得点に終わり、3連勝を逃した。前半2分、FWダビが右クロスを頭で合わせたのを皮切りに甲府を圧倒。試合終了間際にはDF岩政が体勢を崩しながらもゴールを狙ったが、クロスバーに嫌われた。トニーニョ・セレーゾ監督(58)は「得点以外の部分は本当にいい試合だった」と悔しそうに結果を受け止めていた。

 強攻策も実らなかった。後半35分、DF西に代えてMF中村を投入。ボランチの柴崎を右サイドバック(SB)にまわし、攻撃的な布陣を敷いた。センターバックの岩政が「彼はSBの動きができるわけではない。彼の攻めの部分でのサポートするのが精いっぱいだった」と振り返るように、失点のリスクを冒してまで得点にこだわったが、均衡を破ることはできず。指揮官は「内容はよかったし、下を向くことはない」と先を見据えた。