【ドバイ(UAE)16日=岡崎悠利】W杯カタール大会に出場するサッカー日本代表の森保一監督(54)が国際親善試合カナダ戦(17日)の前日会見に出席した。コンディション不良のためキャンプ地ドーハに残っているMF遠藤航(シュツットガルト)、MF守田英正(スポルティング)のほか、DF冨安健洋(アーセナル)が欠場することを明言。ボランチはMF柴崎岳(レガネス)とMF田中碧(デュッセルドルフ)を先発させるつもりであることを明かした。

森保監督の主な一問一答は以下の通り。

-試合で確認したいこと

森保監督 大きなテーマとしては、W杯を総力戦で戦うために、全体のコンディションを上げるところ。状態が不確定な選手のコンデを見極めることをやっていきたい。ドイツ戦がまずは初戦となるところで、準備はもちろんだが、主体的に戦うためにコンセプトを確認したい。

-状態が不確定な選手について。起用を控えたい選手はいるか?冨安、板倉、田中、浅野は試していきたい?

森保監督 今名前を言った選手の中で明日の試合に絡まないのは冨安、遠藤、守田が絡まない。三笘も合流していないのでプレーしない。

-ボランチの選手起用について

森保監督 不測の事態はおこりえる。守田、遠藤のプレーがないにしても、W杯で十分戦っていけるだけの選手層があることを確認したいし、選手たちには思い切ってプレーしてほしい。田中と柴崎で先発することになると思う。鎌田や板倉のようなチャレンジは試合を見て決めたい。

-鎌田のボランチ起用について

森保監督 明日の試合でどこまで試せるか分からないが、まずは前線でより起点になり、ボールに絡むプレーをしてもらいたいと思っている。ボランチからの組み立て、攻撃を止めるところから前線に絡んでもらえるようにということも、チームで行っていることをうまく生かせるようにという考えを持っている。

-板倉滉や浅野拓磨が復帰間もないが、プレー時間などの判断は

森保監督 スタートで出てもらおうと思っている。どれだけプレーするかわからないが、状態が不確定な選手、まさにその2人だと思うし、プレーできる状態であることはトレーニングで確認できている。よりコンディションを上げてもらえるように。