スペイン代表FWダニ・オルモ(24)が12月1日(日本時間2日午前4時)の日本戦について「いつも非常にタフなものになる」と警戒した。ワールドカップ(W杯)1次リーグ第2戦ドイツ戦を目前に控え、スペイン紙アスのインタビューに答えた。そのもようを同紙が26日に伝えている。

オルモは、日本に敗れた手負いのドイツと対戦することについて、「ドイツは間違いなく全力で臨んでくるだろうし、勝利が必須だ。一方、僕たちも勝つことができれば目標である1次リーグ突破を達成できるので、W杯のビッグマッチとして捉えているよ」と決勝トーナメント進出に向けた重要な一戦であることを強調した。

続けて、「彼らは素晴らしい選手たちを擁する偉大なチームだ。負けたとはいえ日本戦ではチャンスを何度も作っていたし、ボールをより保持していた。ワールドクラスの選手たちをそろえており、僕たちと同じようにゲームを支配することを目指してくると思うので、それを成し遂げた方がゲームをものにすることになるだろう」とボール支配率が勝利の鍵になることを訴えた。

普段ライプチヒでプレーし、ブンデスリーガをよく知る。ドイツで最も脅威になると思う選手については「現時点ではムシアラが最も危険な選手だ。ブンデスリーガやカタールで彼の動向を追っていると、絶好調であることがよく分かる。彼は今、自信に満ちあふれているし、昨季引き受けていなかった重要な役割を担っている」と19歳のバイエルン・ミュンヘンMFの名を挙げた。

第3戦で対戦する日本については「難しいものになることを分かっている。東京五輪に参加した選手たちには東京五輪の記憶があるからね(※準決勝で対戦)。あの試合は延長戦に突入し、アセンシオが素晴らしいシュートを決めたが、僕たちにはあれ以上のことができなかった。コンディション的には彼らの方が良かったかもしれないが、それは言い訳にならない。日本との対戦はいつも非常にタフなものになる」と昨年の苦しんだ試合を振り返っていた。(高橋智行通信員)

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