日本代表DF板倉滉(25=ボルシアMG)は、選手全員の思いを代弁した。
「国民のみんなは下を向いてるかもしれないですけど、選手はもう次のスペイン戦に向かっています。逆にみんなで一緒にスペイン戦を戦ってほしい」
ドイツ戦に続きフル出場。吉田とともにCBとして、最後方からチームを支えた。ピンチらしいピンチはなかったが、後半36分に一瞬の隙を突かれて決勝ゴールを許した。
日本のクリアミスから失点につながったように見えるが「そこまでなんで持って行かれたかを見ないといけないと思う」と、ボールを運ばれた過程に要因を求めた。
板倉は「これもサッカー」と繰り返した。
「0で推移していくことで間違いなく日本にチャンスがくると思っていました。それを信じて後半もやり続けてましたけど、あの1本のサッカーでやられてしまう。これがサッカーかと」
戦いは終わっていない。下を向かず、ファイティングポーズは崩さない。