ブラジルを破る大金星を挙げたカメルーンだが、決勝ゴールを決めたFWアブバカルが、歓喜のあまりユニホームを脱いで退場処分を受ける「大チョンボ」をやらかした。

すでに後半36分にイエローカードを受けていたアブバカルは、0-0で迎えた同ロスタイムに、右サイドを駆け上がったDFヌゴムのクロスに、中央から飛び込んでヘディングで先制ゴールを決めた。試合を決定づける1発にアブバカルは大喜びでユニホームを脱いでしまい、主審から2枚目のイエローカードを受けて、レッドカードを提示されて退場した。

ロスタイムは9分で、この時点で7分も残っていた。数的優位になったブラジルの猛攻に、同点に追い付かれるかもしれない大ピンチになったが、カメルーンは全員守備で何とかしのぎ切った。

結局、カメルーンは勝ち点4としたものの、スイスがセルビアを3-2で下したため、G組3位で敗退が決まり、1990年イタリア大会以来の決勝トーナメント進出を逃した。