史上初の8強を懸け、日本がクロアチアとの決勝トーナメント1回戦に臨む。

大一番を前に、ABEMAで解説を務める元日本代表の本田圭佑(36)が、試合前に現地から中継をつなぎ、キーポイントに「欲を抑えること」を挙げた。

前回大会準優勝のクロアチアを「スペイン同様、世代交代に失敗してるんで」と“本田視点”で分析した上で、「試合の肝は、どれだけ欲を抑えられるか」と続けた。前半はカウンターなどのケアに努め、後半勝負に持ち込むことが重要だと説いた。

スタジオ解説の元日本代表DF槙野智章(ヴィッセル神戸)から「逆転する試合はパワーを使うので、先に先制点を取って優位に試合を進めるべきでは」と尋ねられると、本田は笑いながら「いやー、良くないと思うね」と一蹴。

「欲を出して、コスタリカ戦は負けたわけですよ。支配する必要も、ボールポゼッションを上回る必要もないんです。しっかり相手を徹底的にリスペクトすればいいんですよ。別に前半、チャンスなくてもいいんです。行けたら行く、という欲が敵です」

“欲が敵”という言葉を繰り返し用い、辛抱強く戦うべきだと強調した。

本田はこれまで、10年南アフリカ大会、18年ロシア大会で、8強の壁に阻まれてきた。「信じられない予選の突破の仕方だったので、ここで日本史上初のベスト8、行きたいですよね」と期待を込めた。

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